タハリール広場に立つエジプト博物館は、カイロ中心部に位置する古代エジプトの至宝の歴史的な本拠地です。1902年、フランス人建築家マルセル・デュルニョン設計のサーモンピンクのネオクラシック様式の壮麗な建物に開館したこの博物館こそ、本来のエジプト博物館——ギザの新・大エジプト博物館でも、国立エジプト文明博物館でもありません。一世紀以上にわたり、世界中の人々がファラオと出会うために訪れる場所であり続けています。
館内には、世界最大級のファラオ時代の古代遺物コレクション——最古の王朝からグレコローマン時代に至る3000年以上にわたる10万点以上の遺物が収蔵されています。最も有名な所蔵品は、1922年にハワード・カーターが完全な状態で発見したツタンカーメンの財宝です。純金の葬祭用マスク、入れ子の棺、玉座、宝飾品、そして若き王と共に埋葬された日用品の数々。二階建ての館内には、巨大な彫像、彩色された石棺、パピルス、そしてエジプトの偉大な支配者たちの遺物が、ギャラリーからギャラリーへと所狭しと並んでいます。
博物館はカイロ中心部のタハリール広場に面しており、ナイル川沿いのホテルからは徒歩または短い乗車でアクセス可能。ギザのピラミッドとも自然に組み合わせられる、カイロ観光の定番スポットです。通常チケットはオープンデート式。ご都合の良い日を選び、開館時間内にお越しいただくだけで、そのまま入場できます。なお、かつてここで展示されていた王室ミイラは2021年に国立エジプト文明博物館へ移されたため、当館の見学対象には含まれませんのでご注意ください。